旅行で開運! 吉方旅行とは
旅行で知らない場所を訪れるのは楽しいものですが、行き先はどうやって決めていますか?
一般的には、入ってみたい温泉、食べてみたい名物、見学したい場所などから選んでいる人が多いと思います。
神社仏閣やパワースポットが好きな人なら、御朱印や開運スポットなどを目的として旅行地を選ぶこともあるでしょう。
どうせなら、「吉方旅行」をきっかけにプラスの運気を取り入れてみませんか?
吉方旅行は風水の考え方をベースとしたもので、吉方位に出かけることで足りない運をつかみにいく旅になります。
方位の考え方から吉方位の調べ方、吉方旅行のポイントまで、まとめて紹介します。
目次
1. 吉方旅行とは?
吉方旅行あるいは吉方位旅行とは恋愛運や結婚運、仕事運、金運などの運を身につけることができる、開運旅行のことです。
反対に、旅行に行ったことで運が悪くなる「凶方位旅行」もあります。
うっかり凶方位に旅行に行ってしまうと、恋人と遠く離れた場所にどちらかが転勤するなどのよくないことが起こるそうです。
運のよい人は無意識に吉方位を選んで旅行しているといいます。
旅先の方位は重要な意味を持っているのです。
吉方旅行の効果は、旅行の計画を立てているときから始まります。
国内旅行の場合は1年間ぐらい、効果が続くそうです。
そして、旅行に行った日を1か月目と数えて、4か月目、7か月目、10か月目、13か月目に何かが起こるとされています。
自分の吉方位を知って、開運旅行を楽しみませんか?
2. 吉方位の調べ方
自分にとって良い方角や悪い方角を考えるベースとなるのが、方位学です。
方位学の歴史は古く、4000年前の中国大陸にまで遡れるといわれています。
方位学は陰陽五行思想に基づくものです。
陰陽五行思考では、この世のすべては「木」「火」「土」「金」「水」の5つの木で構成されると考えます。
同じ気や、五角形の関係図を描いたときに隣り合う気同士は相性がいいとされます。
例えば「木」の場合、相性がいいのは「水」「火」になります。
方位学では、この関係を人と方位に当てはめます。
まずは自分の気を知ることから始めましょう。
これには九星気学を用います。
自分の本命星を調べる
自分の気を知る上で重要となるのが「本命星」です。
本命星は以下の9つに分かれます。
・ 一白水星(いっぱくすいせい)
・ 二黒土星(じこくどせい)
・ 三碧木星(さんぺきもくせい)
・ 四緑木星(しろくもくせい)
・ 五黄土星(ごおうどせい)
・ 六白金星(ろっぱくきんせい)
・ 七赤金星(しちせききんせい)
・ 八白土星(はっぱくどせい)
・ 九紫火星(きゅうしかせい)
本命星は生まれ年によって決まります。
九星早見表で生まれ年を調べてみてください。
ただし、方位学では旧暦を使うので、1年のスタートは立春の日(2月4日、1984年以前の閏年は2月5日)となります。
1月から立春の前日までに生まれた人は、前年生まれとして調べてください。
方位盤で吉方位をチェック
9つの星は方位盤の中を巡っていて、その動きによって運気が変わるとされています。
時の流れによって順々に位置を変えているため、現在の位置を示すために、方位盤が使われます。
方位盤では、中心(中宮)にどれかひとつの星があり、周囲をほかの8つの星が取り巻いています。
吉方位、凶方位は、方位盤上の星の配置と自分の本命星の関係で決まります。
そのため、人によって違ってきます。
それぞれの本命星の吉方位となる九星は次の通りです。
・一白水星:三碧木星、四緑木星、六白金星、七赤金星
・二黒土星:六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星
・三碧木星:一白水星、四緑木星、九紫火星
・四緑木星:一白水星、三碧木星、九紫火星
・五黄土星:二黒土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星
・六白金星:一白水星、二黒土星、七赤金星、八白土星
・七赤金星:一白水星、二黒土星、六白金星、八白土星
・八白土星:二黒土星、六白金星、七赤謹啓、九紫火星
・九紫火星:二黒土星、三碧木星、四緑木星、八白土星
相性のいい九星が運行する(位置する)方位が吉方位の候補になります。
吉方位は移動するものなので、「旅行に行く時期の吉方位」をきちんと調べるようにしてください。
3. 吉方旅行で効果を得るポイント
よい吉方旅行をするためのポイントを紹介します。
効果が6倍になる月を選ぶ
方位盤には、年盤、月盤、日盤があります。
吉方位はその年の吉方位と月ごとの吉方位を組み合わせて割り出します。
特におすすめは、年盤で中宮に巡ってきた九星と、月盤で中宮に巡ってきた九星が重なるときです。
この月(旅行月)に吉方旅行に行くと、効果が6倍になるとされています。
目的地は100キロ以上離れた温泉のある場所に
旅行先は、移動距離は100キロ以上離れた場所を選んでください。
自宅からの移動距離が長くなればなるほど、吉方旅行の効果も高まります。
できれば、温泉のある場所を選んでください。
温泉に入ると、吉方位の気を体一杯に吸収できます。
温泉がなくても、毎日、お風呂には入りましょう。
滞在期間は3日以上
旅行期間は、現地に3日以上に滞在するように計画しましょう。
滞在日数が長いほど、効果は高まるとされています。
これは同じ宿に連泊するという意味ではありません。
100キロ以上離れた同じ方位であれば、別の宿に泊まっても構いません。
初日は22時40分までに部屋に入る
気をつけたいのが、初日の宿への到着時間です。
方位学の暦では、日付が変わるのは23時前後。
初日は22時40分までに宿泊する部屋に入るようにしましょう。
グループ旅行はなるべく参加者の吉方位を合わせる
複数人で旅行する場合は、なるべく参加者全員の吉方位を合わせましょう。
合わない場合は、年盤で悪い方位になる人が出ない方向を選びます。
自分の吉方位以外に旅行に行った人は、旅行から帰ってきた後に吉方位に出かけるなどして、失った運を取り戻す工夫をしましょう。
家族旅行で吉方位が合わない場合は、「その家の主人」の吉方位を最優先するとよいでしょう。
なお、恋人同士の場合は、家族ではなく、グループ旅行と同じ考え方をしてください。
まとめ
吉方位に出かけることで運気を上げるのが、吉方旅行。
運気を上げるのが目的ですから、吉方位が合わない恋人や友達と無理に方角をすり合わせるぐらいなら、思い切ってひとり旅をしてみるのも手です。
思いがけない出会いやチャンスが手に入るかもしれませんよ。
【参考資料】
「絶対、運がよくなる旅行風水」
「方位のパワーで幸運を引き寄せる! 吉方旅行」
「いい日 いい方角で開運 吉方位旅行」
「幸せになれる九星気学入門」
「こよみを10倍楽しむ本」