自宅で美しいアート作り|糸かけ曼荼羅で潜在意識からのメッセージを受け取る
あなたは、糸かけ曼荼羅をご存知ですか?
糸かけ曼荼羅は、釘のピンに順番に糸をかけていくと、美しい幾何学模様が現れるアート作品です。
そして、糸かけ曼荼羅は、アート作品として楽しく作るだけではなく、たくさんのメリットがある手芸なんです。
新型コロナウイルス感染拡大で、自宅で過ごす時間が増えた今、糸かけ曼荼羅作りで楽しく有意義なおうち時間を過ごしませんか?
今回は、糸かけ曼荼羅を作る4つのメリットや、作り方8つの手順などを詳しく解説しています。ぜひ、あなたの内面と向き合いながら、美しい糸かけ曼荼羅アートを作ってみてください。
目次
1. 糸かけ曼荼羅とは?
1-1. 糸かけ曼荼羅はアート
1-2. 糸かけ曼荼羅は自分で作れる
2. 糸かけ曼荼羅を作る4つのメリット
メリット1 心のモヤモヤや不安が消える
メリット2 脳が活性化される
メリット3 おうち時間を充実させられる
メリット4 自分の潜在意識のメッセージを受け取れる
3. 糸かけ曼荼羅に挑戦しよう
3-1. 初心者はキットを使うのがオススメ
3-2. 糸かけ曼荼羅の4つの材料
3-3. 糸かけ曼荼羅の作り方_8つの手順
1. 糸かけ曼荼羅とは?
糸かけ曼荼羅とはいったいどのようなものなのでしょうか。初めて耳にする人もいるかもしれませんので、まずご説明していきたいと思います。
1-1. 糸かけ曼荼羅はアート
糸かけ曼荼羅は、幾何学模様の曼荼羅を使った、アート作品です。釘のピンが刺さった板に、カラフルな糸を繰り返しかけていくことで、美しい曼荼羅アートができあがります。
元々は、シュタイナー教育の中で、子供たちが足し算やかけ算を学習するために作られた方法だといいます。それがやがて、きれいな曼荼羅模様ができあがることから、教育以外でもアートとして楽しむ人々が増えたのです。
1-2. 糸かけ曼荼羅は自分で作れる
糸かけ曼荼羅は、自分で作って楽しめるアートです。素数の数の釘に糸をかける、という法則の通りに糸をかけると、曼荼羅アートができあがるので、初心者でも楽しみやすいアートとして人気があります。
所要時間は、スピードによりますが、2?4時間程度で完成するので、おうち時間にぴったりといえるでしょう。
完成品は、インテリアとして飾ることができます。額に入れると、さらにおしゃれになりますよ。
2. 糸かけ曼荼羅を作る4つのメリット
糸かけ曼荼羅を作ることには、どんなメリットがあるのでしょうか。その4つのメリットをお伝えしていきます。
メリット1 心のモヤモヤや不安が消える
糸かけ曼荼羅は、心に溜まったマイナスの思考を手放す効果をもたらします。無心で黙々と作業をすることで、頭が普段の思考から解放され、瞑想のような状態になります。そうすることで、あなたが手放したいと思っていたモヤモヤや不安が、いつの間にか浄化されるのです。
メリット2 脳が活性化される
糸かけ曼荼羅は、集中力が高まる上に、手先で細かい作業をするため、普段は使っていない脳の部分が活性化されます。糸を選ぶのが右脳、計算しながら糸をかけるのが左脳、とバランスよく脳を使えるのが、糸かけ曼荼羅の特徴なのです。
メリット3 おうち時間を充実させられる
糸かけ曼荼羅は、手芸作品として自宅でじっくり取り組むのに向いています。自分でひとつひとつ作り上げ完成させる、達成感と喜びを感じることができますよ。「時間があるけど、何をしようかな」と悩んだ時こそ、ぜひおうち時間を充実させる糸かけ曼荼羅に挑戦してみてください。
メリット4 自分の潜在意識のメッセージを受け取れる
糸かけ曼荼羅では、直感で糸を選ぶため、潜在意識からのメッセージが込められるのです。そのため、顕在意識が作品を気に入るとは限りません。しかし、心の奥にある本当のあなたの望みを映し出しているのです。作品をありのまま受け入れることで、自分自身の潜在意識の声と静かに向き合い、新たな気づきを得ることができます。
3. 糸かけ曼荼羅に挑戦しよう
それではいよいよ、糸かけ曼荼羅に挑戦していきましょう。
3-1. 初心者はキットを使うのがオススメ
初めて糸かけ曼荼羅を作る人は、まずはキットを購入して作ることをおすすめします。
なぜかと言うと、キットには糸かけ曼荼羅に欠かせない釘を打った木の板が入っているからです。
この釘打ち板は、手作りすることも可能ですが、正確で細かい作業が必要で難しいため、上級者向けです。
例えば、図面を引いて、板に仮止めし、60本以上の釘をズレることなく打ち込む技術と、5時間以上もの時間が必要なのです。
初心者のうちに釘打ち板制作から始めてしまうと、そこで挫折してしまう非常に可能性が高いのです。
キットは、それほど高価ではなくネットショップで2000円程度で購入できます。
初めはキットの中の釘打ち板に頼って糸をかけることを楽しみ、慣れてきたら自分の好みの丸や四角のデザインの釘打ち板を作るようにしましょう。
3-2. 糸かけ曼荼羅の4つの材料
釘打ち板を使えば、糸かけ曼荼羅の制作に必要な材料は次のたった4つのものです。手軽に始められそうですよね。
1. 釘打ち板(64本)
2. 糸(9色以上)
3. 番号用シール(紙タイプ小さいもの15枚程度)
4. 電卓(スマホの電卓機能でOK)
釘打ち板、糸、番号用シールはキットに含まれていることが多いので、確認してみてくださいね。
また、釘打ち板は単品を購入し、糸や番号用シールをダイソーやセリアなどの100円ショップで用意することも可能です。
3-3. 糸かけ曼荼羅の作り方_8つの手順
糸かけ曼荼羅の釘の数や図形の形はいくつか種類がありますが、今回は基本的な64本の釘打ち板の円形の糸かけ曼荼羅の作り方をご紹介していきます。
これからお伝えする8つの手順を繰り返すだけで、あなただけの糸かけ曼荼羅を作ることができますよ。
手順① 使う糸の色を選ぶ
今回は9色の糸を使います。さまざまな色の糸があるので、その中から使う糸を選んでください。糸の色は後で変えることもできるので、この時は直感で選択するようにしましょう。
直感で選んだ糸は、あなたの潜在意識が影響しているといいます。作業中に使いたい色が変化した場合は、潜在意識からのメッセージなので、その直感に従って糸を変えていきましょう。
手順② シールに番号を書く
0から60までの、5の倍数の数字をそれぞれシール書きましょう。
【0、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60】
の全部で13個の数字を記入します。
この後の作業で、数字を数えて糸をかけていく時に、このシールが目印になります。
手順③ 釘打ち板に数字シールを貼る
釘打ち板の天井12時の位置を起点に、数字を記入したシールを貼っていきます。
釘の外側の板の部分に、釘の数を数えながら、0から順に60まで貼っていきます。
手順④ 糸を1本選んで、0の釘の位置に固結びする
外れてしまわないよう、しっかりと固結びをしてください。糸の端は、作業をしやすいよう、外側に出しておきます。
手順⑤ 糸をかけて模様を作る
糸かけ曼荼羅は、素数の倍数ごとに糸をかけていきます。
1本目の糸は素数31の倍数にかけるので、31に31を足した数字の釘に糸をかけていきます。
64以上の数字になった場合は、その数字から64を引くと、かけるべき釘がわかります。
【素数31の糸をかける数字の計算例】
31→62→29(=93-64)→60→27(=91-64)→58→・・・・
この順番で数字の位置に釘に糸をかけていきます。この時に、先ほどの数字シールが役立ちますね。
この作業のポイントが2つあります。
ポイント1. 電卓を使う
作業スピードが上がりますし、間違えてやり直すリスクが減ります。ぜひ使いましょう。
ポイント2. 糸を釘にかけるとき、釘の周りをぐるっと1周させる
そうすることで、糸がピンと張った状態になり、きれいな糸かけ曼荼羅ができあがります。
手順⑥ 0に戻ってきたら、1本目の糸が終了
前の手順で計算しながら糸をかけ続けると、いずれ数字が0になり、最初に糸を結んだ天井12時に戻ってきます。その時が1本目の糸の終了です。
糸を0の釘にしっかりと固結びし、余った糸を切ります。
手順⑦ 2本目の糸を、0の位置からかける
2本目の糸は、素数29の倍数の数の釘にかけていきます。
2本目以降も、9本目まで全ての糸が、0の位置からスタートし、0の位置で終了するので覚えておいてくださいね。
ここからは手順④~⑦を順番に繰り返して、9本目の糸までかけます。
3本目以降は、下記の<9本の糸それぞれの素数表>参考に計算し、糸をかけていってくださいね。
<9本の糸それぞれの素数表>
1本目 31
2本目 29
3本目 23
4本目 19
5本目 17
6本目 13
7本目 11
8本目 9
9本目 31
手順⑧ 完成
9本目の糸をかけ終わったら、あなたの糸かけ曼荼羅の完成です。
あなたの糸かけ曼荼羅は、どんな雰囲気になりましたか?
そして、作り終わった今、どんな感覚でしょうか?
作り始める前より、心のモヤモヤがスッキリしていませんか?
まとめ
糸かけ曼荼羅の魅力や、作り方についておわかりいただけましたか?
作品を作るのも、できあがった作品を見るのも楽しいのが糸かけ曼荼羅です。
新型コロナウイルスの感染拡大で、不安な日々が続いています。
そんな毎日だからこそ、あなたの内面と向き合い、さまざまなメリットをもたらしてくれる糸かけ曼荼羅で、心身ともに健康を保っていきましょう。