きれいな爪の条件は「黄金比」にあった!
営業職など、第一印象が大切な職業では、男性でもネイルケアに通う人が増えています。
名刺の受け渡しのときなどに、必ず指先が目に入りますよね?
爪がきれいな人には清潔感があります。
爪をきれいにすることで、その人の第一印象もワンランクアップできるのです。
では、きれいな爪、美爪とはどんな爪なのでしょうか?
美爪の条件や美しく健康的な爪をつくるケア方法など、手足を美しく見せるためのコツを紹介します。
目次
1. きれいな爪の黄金比=爪の高さと幅のバランス
2. きれいで健康な地爪をつくろう
3. 保湿ケアで爪を美しくキープする
4. 足のケア
1. きれいな爪の黄金比=爪の高さと幅のバランス
爪を美しく見せるためには、ある条件を満たすことがポイントです。
それはどんなことだと思いますか?
爪の色、あるいは爪の長さなどを思い浮かべるかも知れませんね。
重要なのは、爪の高さ(カーブ)と爪の幅のバランスです。
爪のカーブの一番高い位置から、左右の爪のカーブの最も低い位置を結んだラインまで垂直に線を結びます。
この距離を1としたとき、爪の幅が1.6になる比率が理想となります。
つまり、爪の高さとカーブは1:1.6の比率が「黄金比」なのです。
実はこの爪の黄金比、最近わかったものではありません。
古代ギリシャ時代に発見されて、ヨーロッパでは古くから親しまれているのだそうです。
この黄金比を満たせば、だれでも美爪になれます。
●「ラウンドスクエア」が美爪の第一歩
爪の形には、遺伝の要素が大きく関わっています。
しかし、だからといって諦める必要はありません。
適切なケアを根気よく続けていれば、爪の形は変えることができるのです。
まずは「ラウンドスクエア」に爪を整えることから始めましょう。
ラウンドスクエアの特徴とつくり方
ラウンドスクエアとは、角の取れた長方形のような形のこと。
爪の先端部分とサイドは直線で、先端の角だけ丸みを帯びるようになっています。
衝撃に強く、角を引っかけて爪をめくったり、ぶつけたときにダメージを受けたりするリスクが低いのが特徴です。
・ラウンドスクエアのつくり方
①爪やすり(エネリーボード)を90度の角度で爪先に当てて、爪の先端を削ります。
先端が直線になったら、爪やすりを45度の角度で爪先に当て、先を削って先端に傾斜を付けます。
②次に爪やすりを爪の下にくぐらせるようにして、爪のサイドに当てて削ります。
③最後に爪の裏側が自分から見えるようにして、爪やすりを爪の角に当てます。
爪やすりを爪の先端に向けて動かして、爪の角を削ります。
削りすぎないように、全体のバランスを見ながら削ってください。
左右の角を削ったら完成です。
なお、爪やすりで爪を削るときは、必ず一方向に動かしてください。
往復で爪を削るのは止めましょう。
サイドの形が安定しているので、この形を続けていると、爪がアーチを描いて立体的に変わってくるのだそうです。
でも、ラウンドスクエアにすればすぐに爪の形が変わるわけではありません。
半年から1年は続けるつもりでいましょう。
2. きれいで健康な地爪をつくろう
爪は「体の窓」とも言われていて、健康状態の変化は爪に現れやすいことが知られています。
これは、爪の下には特に細い毛細血管が多く、血液の流れが悪くなると爪に栄養が行きにくくなり、老廃物もスムーズに排出されなくなるためと考えられています。
爪がぼろぼろだと、心も暗くなってしまいます。
爪は1日に約0.1mm伸びていて、約6か月かけて生まれ変わるので、きちんとしたケアをおこなえば、ぼろぼろの爪も健康な状態に戻すことができます。
●日常生活の注意点
美しく健康な地爪を保つためには、普段の生活にも注意が必要です。
次の点を意識しましょう。
・手足にクリームやオイルを塗って乾燥を防ぐ
・洗い物をするときには手袋を使う
・パッケージなどははさみできり、爪を酷使しない
●生活習慣を見直す
食事や呼吸も爪の健康に影響を及ぼします。
次のことを心がけましょう。
・食事はタンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質をバランスよく摂る
・老廃物を貯めないように、水分をしっかり摂る
・呼吸は深く穏やかにすることを心がける
●甘皮ケア
健康な地爪づくりで重要になるのが「甘皮ケア」です。
爪は、皮膚の下にある「爪根(そうこん)」のさらに下にある「爪母(そうぼ)」でつくられています。
本来、甘皮は爪が伸びて行くにつれてしなやかに動きます。
しかし、必要以上に甘皮が爪に張り付いてしまうと、爪の成長が妨げられて、ささくれができてしまうのです。
甘皮が爪に張り付かないように、週に1度、甘皮を押し下げて爪から離しましょう。
まず、キューティクルリムーバーを爪1本につき1〜2滴垂らし、その後、指先をお湯につけます。
キューティクルプレッシャーかウッドスティックで甘皮を押し上げるとよいでしょう。
3. 保湿ケアで爪を美しくキープする
健康な地爪を保つためには、保湿が大切です。
爪の保湿には2つのアイテムを使います。
ひとつは爪の周囲の保湿に使う「キューティクルオイル」、もうひとつが手足全体の保湿に使う「ハンドクリーム」です。
キューティクルオイルは甘皮に水分と栄養を与えるためのものです。
1日に何回付けても問題ありません。
こまめに塗ることでささくれを防ぐ効果が期待できます。
二枚爪や爪の縦じわが気になるときにも、キューティクルオイルをこまめに塗るとよいでしょう。
ハンドクリームは手を洗う度に塗ると理想的です。
キューティクルオイルやハンドクリームをつけた後は、爪のマッサージをするとより効果的です。
4. 足のケア
足の爪を短く切りすぎると、陥入爪の原因となるので、気をつけてください。
長すぎると、爪の表面に横溝ができることがあります。
足の爪も手の爪と同じぐらいの長さに整えておきましょう。
足のかかとが硬くなっているときには、角質ケアをします。
ボディーソープを泡立てたお湯の中にかかとをつけます。
泡を流した後、かかと用やすりでやさしくこすって、角質を落とします。
水分を軽く拭き取って、皮膚表面の角質を落とす「ゴマージュ」をひざから下全体になじませます。
ひざから下にローションをつけた後、ハンドクリームやボディークリームなどを塗ったうえでラップを巻いて、しっかり保湿してください。
まとめ
いかがでしたか?
爪は自分の体のパーツの中でも目に入りやすい部分。スマホやPCを触っていても常に目に入っていますよね。
その爪が美しく整っていると気分がいいもの。
黄金比を意識し健康な自爪をキープして、美爪をつくっていきましょう。